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【海外ニュース解説】韓国メディアが見た中国ワインの「今」——「可能性」から「完成度」へ

出典:The Chosun Daily(朝鮮日報英語版)|2026年6月3日
https://www.chosun.com/english/special-en/2026/06/03/X3MTGMM5BBC6LGL4FXF3PLWIHQ/

▼ポイント(編集部まとめ)

・ 韓国・朝鮮日報が中国ワインの台頭を特集。「数年前まで物珍しさの対象だったが、いまやグローバル市場に挑戦する新興勢力」と位置づけ


• 中国は2016年に生産量11.5億リットルで世界6位を記録。現在も世界トップ10を維持する主要産地


• WSCWAでテイスティングした韓国人ソムリエの評価:「以前は可能性を感じる段階だったが、今回は完成度が明らかに上がっている」


• 寧夏のカベルネ・ソーヴィニヨンベースの赤ブレンドが「安定感の高さ」で評価。雲南の「香格里拉聖酒(シャングリラ・セイクリッド・レッド)」はテンションと長い余韻でプレミアムワインの方向性を示すと称賛


• 課題として「中国ワインへの根強い先入観」と「高価格を正当化する説得力の不足」を指摘

▼DrinkChina!!コメント

この記事が興味深いのは、評価の主体が「韓国人ソムリエ」である点だ。

中国ワインを語るのが中国人や欧米の専門家ではなく、隣国・韓国の視点であること。地理的・文化的に近く、しかしワイン文化では独自の成熟を遂げてきた韓国からの評価は、ある種の「第三者性」を持つ。その韓国人ソムリエが「完成度が上がった」と言う重みは小さくない。

「可能性から完成度へ」——この一言がいまの中国ワインを最も端的に表していると思う。DWWAでのBest in Show獲得、WSCWAでの甘口白ワイン最高賞、トランプ晩餐会での採用。これらは偶然の重なりではなく、品質が閾値を超えたことへの必然的な反応だ。

記事が指摘する「高価格を正当化する説得力の不足」は正直な課題だ。ボルドーには数百年の物語がある。中国ワインにはまだそれがない。しかし物語は、作られるものでもある。寧夏・雲南・懐来——それぞれの産地が固有の地形・気候・哲学を持ち始めているいま、その物語の素材は揃いつつある。

DrinkChina!!がやるべきことは、まさにその物語を日本語で積み上げることだ。