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#039.【海外ニュース解説】 中国ワインはファインワインの「次の成功物語」になれるか——The Drinks Businessが総括

出典:The Drinks Business|Amelie Maurice-Jones|2026年6月11日 https://www.thedrinksbusiness.com/

▼ポイント(編集部まとめ)

  • 業界誌The Drinks Businessが中国ワインの現在地を総括。「量から質へ」の転換が加速し、国内外でプレミアムワイン産地としての評価が高まっている
  • WSCWAチェアマン、エディ・マクダガル:「中国のワインメーカーたちの洗練度・技術的卓越性・情熱は驚くべきレベル」。国際経験を持って帰国した世代の貢献が大きい
  • 注目産地として山東省(海洋性気候の白ワイン)と新疆(高品質スパークリングと力強い赤)を挙げる
  • ワイン&スピリッツ業界MW資格保持者のマイケル・パリジMW:「中国のワインをコンペで審査するまで、偏見を持っていた。質に驚いた」
  • Wynn Macauのビバレッジ責任者:中国ゲストからの中国ワインのリクエストが増加。中華料理だけでなく、ステーキや日本料理とのペアリングでも選ばれ始めている

▼DrinkChina!!コメント

「偏見を持っていた」とMWが公言する——これは正直な告白であると同時に、業界の現在地を示す重要な証言だ。マスター・オブ・ワインでさえコンペで審査するまで気づかなかった、という事実は、中国ワインの品質が「知る人ぞ知る」段階にまだあることを意味する。裏返せば、これからが本番だ。

「ステーキや日本料理とも合わせる」という記述が、このシリーズで繰り返し出てくるテーマを再確認させる。中国ワインはもはや「中華料理専用」ではない。食のシーンを選ばない汎用性が、ファインワインとしての普遍性につながっている。

マクダガルの「アジャイルでハイクオリティなブティック中国ワインブランドのための空間が自然に開きつつある」という言葉は、このシリーズ全体を貫くメッセージでもある。大手(長城・張裕)の国家的権威と、新興ブティック(アメシヤード・Puchang・東方雨行)の個性——その両輪が揃って初めて、ファインワインの「次の成功物語」は書かれる。

DrinkChina!!はその物語を、日本語で追い続ける。